🌱実録栽培記録
そんな思いで、2026年4月24日に初めてニンジンの種をまきました。
ニンジンなら、カレーや煮物、炒め物など、わが家でも使う機会が多い野菜です。
「自分で育てられたら、少しでも野菜を買う回数を減らせるかな」
そんな期待もありました。
ただ、米作りは24年続けていても、野菜作りはまったくの初心者。
一緒に植えたカブやほうれん草でも失敗を重ね、ニンジンも追肥や間引きのタイミングを感覚で進めてしまいました。
小さいものもあり、曲がったものもありました。
それでも、土の中から自分で育てたニンジンが出てきた瞬間は、本当にうれしかったですね。
この記事では、2026年4月から7月までの約3か月間、家庭菜園1年生の私がニンジンを育てた記録を、失敗も含めてそのまま残します。
「うまく育てられるか心配」
そんな方に、
最初からきれいな野菜を作れなくても、家庭菜園は楽しめる
と感じてもらえたらうれしいです。


ニンジンと一緒に、カブ・ほうれん草も初めて育てました。3種類を実際に育てて「初心者にはどれが育てやすかった?」を比べた記録はこちらです。

なぜニンジンを育てようと思ったのか
家庭で使う機会が多い野菜を選びました
初めての家庭菜園で何を植えるか考えた時、基準にしたのは、
「わが家で普段から食べる野菜かどうか」
でした。
ニンジンなら、
カレー。
煮物。
炒め物。
スープ。
いろいろな料理に使えます。
まずは、家族がいつも食べているものから育ててみよう。
そんな気持ちで選びました。
「自分で作ったニンジン」が食卓に並ぶのも楽しみでした
家庭菜園を始めたもう一つの理由は、子どもたちに野菜が育つ過程を見せたかったからです。
スーパーでは、ニンジンはきれいに洗われ、葉っぱも切られた状態で並んでいます。
でも本当は、土の中で育ち、上には長い葉っぱが伸びています。
自分で育てれば、
「ニンジンってこうやって育つんだ」
ということを、家族で一緒に見られます。
食費だけでなく、そんな経験も家庭菜園の価値だと思っています。
種をまいた2026年4月24日
初めてなので、師匠の母に教わりながら始めました
ニンジンの種をまいたのは、2026年4月24日です。
場所は畑。
この畑は、もともと資材置き場として使っていた場所でした。
家庭菜園用の立派な畑だったわけではありません。
初めての野菜作りだったので、私の家庭菜園の師匠でもある母に教えてもらいながら種をまきました。
米作りでは人に教える側になることもありますが、野菜では完全に教えてもらう側です。
「ちゃんと芽が出るかな」
期待より、不安の方が大きかったかもしれません。


ニンジンの芽が出るまで少し心配でした
カブやほうれん草より遅く、「出ないのかな」と思いました
同じ時期に植えたのが、
- カブ
- ほうれん草
- ニンジン
の3種類でした。
先にカブやほうれん草の芽が出てくる中、ニンジンはなかなか姿を見せません。
毎日のように畑へ行き、
「まだかな?」
と土を見ていました。
家庭菜園を始めたばかりだと、数日の変化がものすごく長く感じますね。
小さな芽を見つけた時は、本当にほっとしました
しばらくして、小さなニンジンの芽が出てきました。
というのが最初の気持ちでした。
まだ収穫にはほど遠い、小さな芽です。
それでも、自分がまいた種から芽が出ただけでうれしい。

成長中は「土の中が見えない」ことに何度も不安になりました
葉は伸びる。でもニンジン本体は見えません
ニンジンを育てていて面白かったのが、食べる部分がほとんど見えないことでした。
葉っぱはどんどん長くなります。
でも、
「肝心のニンジンは大きくなってるの?」
が分かりません。
気になって、根元の土を少しだけよけて太さを確認したこともありました。
「あ、少し太くなってる」
と確認したら、また土を戻します。
そんなことを繰り返しながら、根気よく成長を見守りました。


一番の反省は、栽培スケジュールを決めずに始めたことです
今回一番反省しているのは、ニンジンだけの失敗ではありません。
家庭菜園そのものを、
いつ間引くのか。
いつ肥料を足すのか。
その後どんな作業が必要なのか。
最初に一通り確認していませんでした。
そのため、
「そろそろ何かした方がいいかな?」
と思ってから調べる。
困ってから対応する。
そんな状態でした。
追肥も遅くなり、間引きもかなり感覚頼みです。
今振り返ると、生育があまり良くなかった理由の一つだったのかもしれません。
実は間引きは、やり方以前に「せっかく出た芽を抜くのがもったいない」と悩んだ作業でもありました。

小さな畝も影響したのでは、と感じています
今回ニンジンを育てた畝は、それほど大きくありませんでした。
さらに、もともと資材置き場だった場所です。
土の状態も、最初から野菜作りに向いた環境だったとは言えません。
もちろん畝だけが原因とは言い切れません。
追肥や間引きなど、私自身の管理にも改善点があります。
でも今回育ててみて、
「種をまいた後だけではなく、種をまく前の環境づくりが大切なんだ」
と強く感じました。

カブとほうれん草で失敗したからこそ、ニンジンを最後まで見守れました
同じ春野菜でも結果はまったく違いました
一緒にスタートした春野菜は、決して全部うまくいったわけではありません。
カブは虫対策が遅れ、葉っぱをかなり食べられてしまいました。
ほうれん草は水やりが足りず、発芽した小さな芽をいくつか枯らし、最終的な収穫はわずかでした。
ほうれん草では、水やりが足りず発芽した芽を枯らしてしまいました。その時の失敗は、こちらの記事に詳しく残しています。

形は不ぞろい。
大きさも小さめ。
それでも、
「ちゃんと収穫までたどり着けた」
ということが、家庭菜園1年生の私には大きな成功でした。
成功というと、立派な野菜をたくさん収穫することを想像しがちです。
でも最初の一年は、最後まで育てられたことだって立派な成功ですね。
米農家24年なのに、土の大切さを改めて教えられました
「環境を作ってから育てる」は米も野菜も同じでした
米作りでは、田植えの前に田んぼを整えます。
土や水の状態を見ながら、その年の準備をしていきます。
24年間続けているので、それが当たり前になっていました。
ところが野菜では初心者ということもあり、
「まず植えてみよう」
という気持ちが先に出てしまったんですね。
ニンジンを収穫してみて、改めて思いました。
野菜も、育つ前の環境が大事なんだと。
もともと資材置き場だった土。
小さな畝。
そこへ知識も経験もほとんどない状態で種をまいた。
そう考えると、今回のニンジンはよく育ってくれたと思います。
米農家だから上手にできたのではなく、
野菜から、米作りでも大切にしていたことを思い出させてもらった
栽培になりました。
今振り返ると、一番大切だったのは「先に知っておくこと」でした
家庭菜園を始める前の自分に一つ伝えるなら、
と言いたいです。
完璧に覚える必要はありません。
でも、
種をまく。
芽が出る。
間引く。
途中で肥料を足す。
収穫する。
このくらいの流れを先に知っているだけでも、かなり違ったと思います。
必要な物も先に準備できるようになり、
「次は何をやればいい?」
と慌てることが減りました。
ニンジンは、野菜の育て方だけでなく、
準備することの大切さ
まで教えてくれた野菜でした。

収穫した瞬間、小さくてもやっぱりうれしかったです
土から抜くまで結果が分からないのもニンジンの楽しさでした
いよいよ収穫。
葉っぱを持って土から引き抜いてみると、
スーパーで見るニンジンとはかなり違いました。
小さい。
細い。
曲がっている。
正直、
「もうちょっと大きくしたかったな」
という気持ちもあります。
それでも、約3か月育ててきたニンジンです。
土の中からオレンジ色の根が出てきた瞬間は、
「ちゃんとニンジンになってる!」
とうれしくなりました。
失敗も含めて、自分で最後まで育てた一本。
これは買ってきたニンジンでは味わえない喜びですね。


家族が一番驚いたのはニンジンではなく「葉っぱ」でした
収穫したニンジンを家族に見せると、妻も子どもも驚いていました。
ただ、驚いたのは根の部分だけではありません。
長く伸びたニンジンの葉っぱです。
普段スーパーで見るニンジンは、葉が切られた状態で並んでいます。
そのため、
「ニンジンって、こんなに葉っぱ長いんだ」
という反応でした。
家庭菜園をしていなければ、わが家でもわざわざ話題にならなかったと思います。
自分たちで育てたからこそ、
「土の中ではこうなっていたんだね」
という会話が生まれました。
家庭菜園の収穫は、野菜そのものだけではないんですね。
家族で新しいことを知る時間も、一緒に収穫できたように感じました。

家庭菜園で家計はいくら助かった?
わが家では「中サイズ3本分くらい」と考えました
今回収穫したニンジンは、大きさがかなりバラバラでした。
きっちり重さを量っていなかったため正確な比較はできませんが、まとめると、
中サイズのニンジン約3本分くらい
ではないかと考えています。
2026年8月16日にヤオコーネットスーパーを確認したところ、
「人参 中袋」はMサイズ3本入りで本体価格198円(税込213.84円)でした。
※表示価格はネットスーパー価格で、商品規格や価格は変更される場合があります。

そのため、今回わが家で収穫した量をざっくりスーパー価格に置き換えると、
約198円分
を一つの目安にします。
もちろん、種代や肥料などを考えれば、
「198円もうかった!」
という話ではありません。
今回一番大きかったのは、
そして、スーパーでは見られない葉っぱまで家族で見ながら、
「ニンジンってこうやって育つんだね」
と話せたことです。
家計への貢献はまだ小さくても、この経験を来年につなげて、少しずつ収穫量を増やしていけたら十分だと思っています。

来年の自分へのメモ
やって良かったこと
まず、ニンジンを選んだこと自体は良かったと思っています。
普段から使う野菜なので、収穫できれば食卓で使いやすい。
また、カブやほうれん草と違って時間がかかったことで、
「すぐ結果が出なくても見守る」
経験もできました。
失敗したこと
一番は、栽培の流れを事前に確認していなかったこと。
間引きも追肥も感覚頼みになりました。
畝も小さく、土の環境も十分整えていませんでした。
来年は、
「困ってから調べる」
ではなく、
ようにしたいです。
来年改善したいこと
来年はまず土からやり直します。
腐葉土や石灰、有機肥料などを使いながら、野菜が根を伸ばしやすい環境を作ってからスタートしたいと思います。
畝の広さも見直します。
そして、種をまく前に、
- 間引き
- 肥料を足す時期
- 収穫までのおおまかな流れ
を確認してから始めます。
今回より少し大きく、少し形の良いニンジンができたらうれしいですね。
ニンジンだけでなく、カブやほうれん草も含めて家庭菜園1年目の春に何を失敗し、何を学んだのかは「春の畑だより」にまとめています。

まとめ|小さくて曲がっていても、初めてのニンジンは大成功でした

2026年4月24日。
母に教わりながら初めて種をまいたニンジン。
カブやほうれん草より発芽が遅く、
「本当に芽が出るかな」
と心配しました。
芽が出てからも、
追肥は遅れる。
間引きは感覚頼み。
土の状態も決して良いとは言えない。
振り返ると反省点ばかりです。
そして約3か月後に収穫できたニンジンは、小さく、形も不ぞろいでした。
それでも私は、
「よくここまで育ってくれたな」
と思いました。
家庭菜園1年目なら、最初からスーパーに並んでいるような野菜を目指さなくてもいい。
芽が出た。
少し大きくなった。
最後まで育った。
家族と収穫できた。
その一つひとつが、次の家庭菜園につながる成功体験だと思っています。
そして今回、中サイズ3本ほどに相当する量を収穫できたことで、ほんの少しですが家計の助けにもなりました。
それ以上に、長い葉っぱを見て家族が驚いたり、
「ニンジンってこうなってるんだね」
と話せたりしたことが、私には大きな収穫でした。
来年は土をもっと整え、栽培の流れも事前に確認して、もう一度ニンジンに挑戦します。
今年より少しだけ成長した野菜1年生として、次はどんなニンジンが採れるのか。
今から楽しみですね。
【保存版】ニンジン栽培の初心者向け早見表
今回の経験をもとに、ニンジン栽培で迷いやすいポイントを早見表にまとめました。
水やりや間引き、肥料、収穫時期など、「次は何をするんだっけ?」と迷ったときの確認用に使ってくださいね。


