この「2026年 春の畑だより」は、家庭菜園1年生だった私が、春(4〜6月)の3か月を振り返る記録です。
春の失敗や学び、家族との思い出を、全3回に分けてまとめています。
📖 中編|(この記事)今季一番うれしかったこと・米農家24年なのに驚いたこと・家族との思い出
📖 **後編|**家計への貢献・来季への課題・来年の自分へのメモ
どこから読んでも楽しめますが、順番に読むと、失敗しながら少しずつ成長していく春の記録をより感じていただけると思います。
今季一番うれしかったこと
失敗した春だったからこそ、小さな成功が何よりうれしかったです
春を振り返って一番うれしかったことは、たくさん収穫できたことではありません。
失敗した経験を、夏野菜で少しずつ生かせるようになったことです。
4月に家庭菜園を始めた頃は、水やりも虫対策も分からず、困るたびに調べていました。
春は、カブの葉っぱを虫に食べられてしまい、対策が後手に回りました。
その失敗から学んだことは、こちらの記事に詳しくまとめています。

そのため、どうしても対応が後手に回り、
「もっと早く気づいていれば…」
と思うことばかりでした。
でも、6月から始めた夏野菜では違いました。
植え付け前に育て方を調べ、必要な資材をそろえ、栽培スケジュールも確認してから作業を始めました。
ミニトマトやピーマンは予定どおり追肥を行い、ラディッシュは最初から防虫ネットで虫対策もできました。
春の失敗が、そのまま夏野菜の準備につながったんですね。



まだ収穫はこれからですが、
「今度は落ち着いて育てられている。」
そう感じられたことが、この春一番の成長だったと思います。
初めて赤く色づいたミニトマトに思わず笑顔になりました
6月の終わり、畑へ行くとミニトマトに赤い実がついていました。
毎日見ていたはずなのに、
「もう赤くなってる!」
と思わず声が出ました。

春野菜では思うようにいかないことも多かったので、この小さな変化が本当にうれしかったです。
家庭菜園は収穫だけが楽しみではありません。
昨日より少し大きくなった葉。
初めて咲いた花。
少しずつ色づく実。
そんな毎日の変化を見つける時間そのものが、家庭菜園の楽しさなんだと、この春で初めて実感しました。
ミニトマトは、畑とプランターの両方で育て比べています。
1か月後にどんな違いが出たのかは、こちらの記事で記録しています。

米農家24年なのに驚いたこと
野菜は「一つひとつ違う」という難しさがありました
米作りでは、同じ田んぼの中で同じ稲を育てます。
もちろん水の管理や病気への対策はありますが、基本的には同じ管理を続けていきます。
ところが野菜は違いました。
カブ。
ほうれん草。
ニンジン。
ミニトマト。
ピーマン。
ラディッシュ。
どれも育て方が少しずつ違います。
水をたくさん欲しがる野菜もあれば、乾燥気味を好む野菜もあります。
虫が付きやすい野菜もあれば、比較的虫に強い野菜もありました。
「野菜って、こんなに一つひとつ違うんだ。」
これは米作りを24年続けてきた私でも、新しい発見でした。

だからこそ初心者のうちは、たくさんの種類を育てるよりも、少ない品種から始めた方が管理しやすいと感じています。
準備の大切さは、野菜も米も同じでした
春野菜では、分からないことがあるたびに調べながら作業をしていました。
そのため、
「次は何をすればいいんだろう?」
と焦る場面が何度もありました。
しかし、夏野菜では植える前に栽培方法を確認し、必要な資材も準備してから始めました。
すると、
「今日は追肥の日。」
「そろそろ支柱を追加しよう。」
と、落ち着いて作業できるようになりました。
これは米作りでも同じです。
田植えが始まる前に、土づくりや資材の準備、年間の作業予定を考えています。


野菜だけ特別ではありませんでした。
「環境を整えてから育てる。」
当たり前だったことを、野菜作りを通して改めて思い出しました。
まさに灯台下暗しでしたね。
家族との思い出
家庭菜園を始めて、家族との会話が増えました
春の3か月で感じた一番大きな変化は、家族との会話が増えたことです。
以前は畑へ行っても、
「今日は作業してくるね。」
くらいでした。
でも家庭菜園を始めてからは、
「今は何を育ててるの?」
「トマトはもう赤くなった?」
「次は何を植えるの?」

そんな会話が自然と増えていきました。
子どもにも、
「野菜はこうやって育つんだよ。」
と話す機会が増え、食べ物ができるまでの過程を一緒に見られるようになりました。
「また食べたい」の一言が、何よりのご褒美でした
春に収穫したカブは、葉っぱこそ虫に食べられてしまいましたが、実の部分はしっかり育っていました。

オリーブオイルと塩だけで炒めて食卓に並べると、
「甘い!」
「また食べたい!」
と家族が笑顔で食べてくれました。

その一言が、本当にうれしかったです。
収穫量だけを見れば決して多くありません。
家計への貢献も、まだほんの少しです。
それでも、自分で育てた野菜を家族みんなで囲んで食べる時間は、スーパーで買った野菜とは違う特別な思い出になりました。
だから7月は、もう一度カブを育てる予定です。
今度は春の失敗を生かして、もっと元気なカブを収穫し、
また家族に
「おいしいね。」
と言ってもらえるように頑張りたいと思います。
カブの虫被害については、前編でも詳しく振り返っています。
▶ 第3回(後編)へ続く
春の家庭菜園を振り返ると、失敗も成功も、すべてが次の一歩につながる経験でした。

後編では、
- 家庭菜園で家計はいくら助かった?
- 来季への課題
- 来年の自分へのメモ
- 春のまとめ
を通して、「家庭菜園は家計と家族の笑顔を助ける」と感じた春の締めくくりをお届けします。

