🧪 ゆうの家庭菜園実験室|やってみた結果
「家庭菜園をやってみたいけど、うちには畑がない」
「虫が苦手だから、私には無理かも……」
「子どもに収穫を経験させたいけど、毎日ちゃんとお世話できるかな?」
家庭菜園に興味があっても、始める前はいろいろ心配になりますよね。
私は米作りを24年やっているので、畑を使える環境があります。
それでも野菜作りを始めてから、畑だけでなくプランターでも育てるようになりました。
夏はバジル、秋は白菜やカブなどにも挑戦しています。
畑とプランターの両方を使ってみて、最近感じていることがあります。
それは、
ということです。
もちろん、畑には畑の良さがあります。
でも「家庭菜園が自分に合うか分からない」という段階なら、最初から大きく始める必要はありません。

結論|畑がなくても家庭菜園は始められます
家庭菜園というと、
畑を耕して、畝を作って、たくさんの野菜を植える。
そんな姿を想像するかもしれません。
でも、そこまでしなくても家庭菜園は始められます。
プランターなら、庭のちょっとしたスペースやベランダなど、限られた場所でも挑戦できます。
私自身は畑を使えるのに、実際にプランターを使ってみて、
「これは初心者にとってかなり始めやすい方法かもしれない」
と感じました。
その理由は大きく3つあります。
理由①|管理する場所が小さいから「まずここだけ」でいい
一つ目は、管理する範囲を小さくできることです。
現在、わが家の秋の畑では、大根、ジャガイモ、カブ、ニンジンなどを育てています。
種類が増えるのは楽しい反面、
「あっちの野菜も見なきゃ」
「こっちは水、大丈夫かな?」
と見る場所も増えます。
初めて家庭菜園をする人が、いきなり同じことをする必要はありません。
プランター1個なら、
「今日はここだけ見よう」
で済みます。


土が乾いていないかな。
葉っぱがおかしくないかな。
収穫できそうかな。
まずはそれを見るだけです。
私自身、家庭菜園だけに毎日何時間も使っているわけではありません。
朝、田んぼの仕事へ行く前に野菜を確認して、必要なら水をやる。
夕方に帰ってきて、食べ頃なら収穫する。
そんな日も多いです。
子どもの準備。
仕事。
買い物。
夕飯。
忙しい毎日の中で家庭菜園を続けるなら、
「家庭菜園のために時間を作る」のではなく、「今の生活の隙間に家庭菜園を入れる」
くらいがちょうどいいのではないかと思っています。
プランター1個なら、その最初の一歩を小さくできます。
私自身、田んぼの仕事がある日は家庭菜園に長い時間を使えません。「忙しくても続けられる?」と心配な方には、朝と夕方の隙間時間で続けている実際の生活もまとめています。

理由②|虫対策を「このプランターだけ」に絞りやすい
二つ目は、虫対策です。
これは私自身、春の家庭菜園でかなり勉強させられました。
春に育てたカブ。
最初から防虫ネットを使わなかった結果、気づいた時には葉っぱにたくさん穴が空いていました。
春のカブでは、実際に葉っぱへ穴が空いてから「何に食べられたんだろう?」と調べることになりました。その時の被害と、私が調べたことはこちらに残しています。

米作りを24年やっていても、
「野菜って、こんなに虫に食べられるの?」
と戸惑いました。
虫が苦手な方なら、ここは特に心配ですよね。
もちろん、畑でも防虫ネットは使えます。
私も秋の畑では使っています。
でも初心者なら、広い場所を全部守ろうとするより、
と考えた方が分かりやすいと感じています。

プランターなら防虫ネットで覆う範囲も小さくできます。
春の私は「虫が出てからどうしよう」と慌てました。
だから秋は、
虫に食べられてから対策するのではなく、最初から守ってみる。
少し考え方を変えました。
虫が苦手だから家庭菜園を諦めるのではなく、まずは自分が管理できる小さな範囲から。
これもプランターの良さだと思っています。
理由③|「ちょっとやってみよう」ができます
三つ目は、家庭菜園を始める時のハードルです。
「家庭菜園をやってみよう!」
と思っても、
畑を用意して、
草を取って、
土を耕して、
土づくりをして、
畝を作って……。
ここまで考えたら、
「やっぱり大変そう」
となってしまう人もいると思います。
私は農家なので、畑仕事そのものには慣れています。
でも最近、
と思うようになりました。
プランターなら、
プランター。
育てる野菜に合った土。
種や苗。
まずはここから始められます。
もちろん、野菜によって必要なプランターの大きさや深さは違います。
それでも、
「まず1種類だけ育ててみる」
ができるのは大きなメリットです。
家庭菜園が楽しかったら、次のプランターを増やす。
もっと育てたくなったら、畑にも挑戦する。
最初から完成形を目指さなくてもいいんですよね。
プランターなら簡単?私も失敗しています
ここまでプランターの良さを書いてきましたが、
「プランターなら簡単」
という意味ではありません。
野菜は自然相手なので、プランターでも失敗します。
特に私が気をつけているのが水やりです。
プランターは土の量が限られているので、畑とは乾き方が違います。
だから私は、
ようにしています。
こう考えるようになったのも、春に水やりで失敗したからです。米作りを24年やっていても迷った、野菜の水やりの失敗はこちらに残しています。

乾いているのか。
まだ湿っているのか。
それを見てから決める。
春の家庭菜園では、ほうれん草の水やりでも失敗しました。
米農家だから野菜の水やりも分かるだろう。
最初はそんな気持ちもあったのですが、全然違いました。
今も勉強中です。
だからこそ、最初は管理する野菜を増やしすぎないことも大切だと感じています。
畑にも畑の良さがあります
では、
「初心者は畑をやめた方がいいの?」
というと、そんなことはありません。
私は今も畑とプランターの両方を使っています。

畑なら複数の野菜を育てやすく、大根やジャガイモなどにも挑戦できます。
何より、
子どもと一緒に畑へ行き、土を触って収穫する。
これは私が家庭菜園で大切にしたい時間の一つです。
だから、
畑とプランター、どちらが上という話ではありません。
私自身は農家なので畑があります。
それでも、
「私が畑で育てているから、初心者も畑から始めた方がいい」とは思っていません。
畑がないなら、プランター。
管理できるか不安なら、プランター1個。
もっと育てたくなったら、その時に増やす。
自分たちの暮らしに合った大きさで始めればいいと思っています。

迷ったら「プランター1個+野菜1種類」から
ここまで読んで、
「プランターなら、うちでもできるかも」
と思ってもらえたでしょうか。
そうしたら次に考えるのは、
「何を育てよう?」
です。
私がこの秋実際に育てている野菜と、「初心者ならどう選ぶ?」という考え方は別の記事にまとめました。家族で育てたい野菜を決める時の参考にしてみてください。

ここでも、最初から何種類も選ばなくて大丈夫です。
私は、
家族が食べたい野菜を一つ選ぶ。
それくらいからでいいと思っています。
わが家でも、
「これを育ててみたい」
という妻との会話から、育てる野菜が増えることがあります。
自分で育てた野菜を子どもと収穫する。
それが夕飯に並ぶ。
「これ、うちで採れたやつだよね」
そんな会話が一つ増える。
家庭菜園を始めて感じているのは、収穫量だけではない、こういう楽しさです。
まとめ|家庭菜園は立派な畑から始めなくていい
私は米作りを24年やっています。
それでも野菜では、
虫。
水やり。
間引き。
肥料。
いろいろ失敗してきました。
だから今は、初めて家庭菜園をする方に、
「最初から大きく始めなくても大丈夫ですよ」
と伝えたいです。
畑がなくてもいい。
最初からたくさんの野菜を育てなくてもいい。
毎日長い時間を使わなくてもいい。
まずは、
プランター1個。
野菜1種類。
そこから始めてみる。
そして家族で、
「何を育ててみようか?」
と話してみる。
家庭菜園の最初の一歩は、それくらい小さくても十分だと、畑とプランターの両方で育てるようになった私は感じています。

